金城龍太郎代表コメント

金城龍太郎代表コメント 第一審判決を受けて

2020年8月27日の住民投票義務付け訴訟で「不当判決」と言われる那覇地方裁判所の判決内容について説明させてください。

裁判所は最大の争点である「石垣市長に住民投票実施の義務があるかないか」については結論を出さず、そもそもこの訴訟は裁判に当てはまらないと門前払いをしました。
少し踏み込んで言えば、仮に裁判所が僕たちの主張である住民投票実施義務を認めたとすると、裁判所は石垣市側に「住民投票実施すべき」と言い渡すことになります。

この「住民投票実施」=「処分」にはならないということで、この訴訟を却下したそうです。1年前に訴状を提出した段階でわかりそうなことですが、1年間裁判を重ね、この判決を下した平山馨裁判長のお笑いセンスは相当高いと言えます。僕らももっとユーモアに精進する必要があることを思い知らされた判決でした。

署名頂いたみなさんや応援していただいているみなさんから、励ましと同時に判決の内容について嘆きや怒りの声をたくさん頂いてます。僕たちも感情的になりそうですが、自暴自棄になるのはやめましょう。感情はときに判断を鈍らせたり誤らせたりすることがあります。

僕たちは今後とも、敬意と誠意をもって、焦らずクールにこの問題に取り組みたいと思っています。
数十年前に人権を勝ち取った黒人でさえも、今だ差別の問題を抱えたまま生きています。権力に立ち向かうことは壁が大きく、時間とエネルギーがかかりすぎます。
でも一人じゃないことを知っています。世の中の理不尽さにに気づいている人。疑問を持っている人。声を上げたくても上げられない人。
別にひとつになる必要はないと思います。それぞれの立場と場所でコツコツ戦い続けましょう。
いつか大きなエネルギーとなって..きっといいことが起きるでしょう。笑
きっと起こりますように。頑張ってる人たちに。きっと

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