2024年3月12日 地位確認訴訟控訴棄却

2024年3月12日 地位確認訴訟控訴棄却

石垣市住民投票地位確認訴訟控訴審判決は棄却でした。
一審では、市民発議の住民投票請求がされたことによって議会が住民投票条例を削除したことから「すでに無い条例の法的な地位の確認はできない」という法の不遡及の原則に背くものでした。

今回の控訴審はさすがにこれを否定したものの「議会への付議は不要」というような記載がないため「実施しなければならない」と書いてあったとしても実施義務があるとは解釈できないという理由での棄却でした。
市側の「地方自治法での請求だった」の主張は退けられたのでこの点においては納得です。しかし、それでも実施義務を確認できないとなると、地方自治法74条(必要署名数1/50)より高い要件を課してる市条例(同1/4)は【条例は法の範囲内で制定されなければならない】つまり条例は法律より強い規制ができないという原則を無視しています。
この矛盾について裁判所は的を得た納得のいく説明をしませんでした。

これまでの裁判で初めて中身に踏み込み、市側の主張を全面的に認めるものではありませんでしたが、条例の制定過程において当時の関係者達が明確に『義務付ける意図』だったと証言したにも関わらずあえて市民側にとって不利益な解釈をするのは結論ありきで酷すぎる。原告・弁護団で話し合い、上告することにしました。ひとまずお疲れ様でした!

判決後の夜、那覇市内で2.24音楽祭のアフタートークイベントをしました!初めてこの問題を知る方でも、自衛隊配備と住民投票運動の関係やこれまでの活動内容、今回の裁判の解説などひとおり流れを確認することができます。ぜひご視聴ください。

📺224音楽祭 地位確認訴訟控訴審直後 アフタートークイベント
https://www.youtube.com/live/ESr0Dvkjvu4?si=7J-gd4PuB45e1GE5

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